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小学校中盤になると、子供たちにも自我が目覚めレッスンに対する態度も少しづつ変わってきます。

低学年頃は、真っ白な心で全てを受け入れついて来てくれます。
だからこの時期のレッスンは音楽に対する素直な心が育つよう、且つピアノを弾く大切な基礎が身に付く様とても慎重になります。

小学生中盤になると、自分の気持ちがしっかり育ってきます。
「そうじゃない」
「こうしたい」
私の要求と異なることもたくさんあるでしょう。

その時に気持ちを上手にコントロールできないのがこの時期ではないでしょうか。


幼稚園児数人で入門した生徒が、ちょうど今小学生中盤になりました。
自我に目覚めていない生徒さんもまだいますが、半数以上の生徒はしっかり自分を持っているようです。

でもそれを口に出す勇気も経験もありません。
だから彼らは態度で表そうと必死です。

声をかけても知らん顔をしたり
わざと違う話をしたり
つまらない表情をしたり
etc…。

そう、彼らのささやかな抵抗です。

「私はそうしたいんじゃない!」
と、思ってる生徒さんがいる時は、表情や態度でわかります。

そういう時は優しく声がけをして、閉ざしてしまった心を解きほぐして行きます。
でも一旦根強く閉ざした心は中々開くものではありません。

上手く気持ちが伝えられず泣き出す生徒もいます。
また最後までささやかな抵抗を貫き通す生徒もいます。

中にはそれが度を過ぎるまがままな時もあります。
「自分はしたくないけど習ってやってるんだ」と言わんばかりの横柄な態度の時もあります。


ささやかな抵抗の度を越えたとき、私ははっきりと
「先生はもうここに来なくても(全て出張レッスンのため)良いのよ」と言います。

何も変わらなかった生徒の時、実際帰った時もあります。
もちろんその後の親への連絡、次のレッスン時への配慮も怠りません。

その生徒も、自分の気持ちを爆発させたことでレッスンへの意欲が180度変わりました。
積極的に楽しみながらピアノを弾くようになったんです。


子供たちによってささやかな抵抗の理由も態度も様々ですが、
私が帰らなければならなくなった経緯も理由ももちろろんきちんと説明します。
するとこの時初めて子供たちは事の重大さに気付きます。

長年ピアノを習っていると友達や家族と同じ感覚になり
「なんでも許される」
と、考えを持つ事もあるでしょう。

何が許されて、何が許されないのか。
子ども自身で答えを出すことが難しい時「ささやかな抵抗」が生まれるのかもしれません。


またその「許されること」と「許されないこと」のライン引きは
「先生」としての経験を積んでいいかないと難しい事かもしれません。



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